日々の生活の中で小さなしあわせを感じること。その機会が増える建物を創りたい。私たちは、「生活」をお客様とともに考え、しあわせな暮らしを追求することで、より良い建築が生まれると考えています。格好の良い建築がしあわせな暮らしを与えるのではなく、「しあわせ」が育まれる空間が「良い建築」だと考えているからです。
私たちの生きる現代には歴史があります。先人の知恵が詰まったものが、まだ多く残されています。その知恵に畏敬の念を抱きつつ、私たちは、その時代に合ったその時代のものを創ることが出来ます。それはつまり、「天地のリズム」とでも言うような大きな流れの中に私たちは存在し、この流れに沿い、時に先導する事が、その時代ごとに求められるものであると考えています。この考えは「建築」にも、「街並み」にも、「生活」にも共通の考えです。うつくしい日本の暮らしを慕い、風景を慕う。そして、うつくしい日本の生活を後世に繋ぐ。必ずしも「残す」ではなく、時代と共に変容しつつ、私たちの先祖からの大きな流れを繋ぐことが建築家としての使命だと考えています。
私たちの設計する建物は普通でありながら特別な建物となって欲しい。その特別たる所以は、お客様の個性です。 そしてそのお客様の個性を理解し、活かし、それを設計に反映させるためには、信頼関係が必要であり、長い対話が不可欠です。 私たちは、出来るだけ多くの時間、対話を繰り返し、お客様の内なる要望までを汲み取りながら、設計をお客様と共に創り上げたいと思っています。 設計の依頼者受注者の関係ではありますが、1つのプロジェクトの協働者として共に考え、悩み、楽しむことを大事にしたいと考えています。
私たちは都市計画・街づくりと建築を同等に考えています。一つの建築が出来るとき、街並みは変わり、都市景観は変容します。都市の中の一要素としての建築を考えれば、その社会的責任は非常に大きい事が分かります。至極あたりまえの事ですが、この意識を常に強く意識し続け、責務を担います。
国産の木材、瓦、漆喰、土、鉄やガラスなど自然素材を用い、日本の伝統を丁寧に見直し、知恵やユーモアを再発見することで、そこからうまれるうつくしい暮らしの要素を取り入れることを大事にしています。 永い付き合いのある職人さんとつくること。利用者のことはもちろん、環境やつくる人にもストレスの無い方法で制作すること。実はこcの手法、伝統的な作法においてはあたりまえのことでした。 中でも町工場・林業・瓦産業に着目し、各種プロダクトの開発を展開し、産業の活性化を図る活動も行っています。
広い空間を創る事が設計士の使命です。ここで言う広い狭いは感覚的なものですが、同じ面積でも、同じコストでも、少々の工夫を凝らすことでこの空間をより大きく感じさせる。私たちは、これを究極に経済的な空間だと考えています。
①日本の伝統技術をベースに素材を活かし職人に支えられつつも、国際的で現代的なデザイン提案。
②持続的で堅固な耐震構造計画。省エネを考慮した断熱、通風、採光計画。経年美化する素材選びなどから、維持管理の容易な建物性能の確保。
③産地直送や町工場の活用。時には設計段階から職人と協議することで、経済的かつ質の高い仕事を実現し、予算に応じたコスト管理。
上記の3点を満足し、バランスよく計画されるよう調整をします。
以下のまとめは住宅設計をベースとしたものですが、施設設計や店舗設計においても概ね同じく効率的に業務を進めるための流れとなります。各段階においての変則的な対応も可能ですので、概略としてご確認ください。
新しい住まいへ期待することを整理しましょう。現在の住まいのこと、家族のこと、暮らし方のことについても考えてみましょう。家づくりに関する本を参考にしたり、様々な建築や街を実際に見に行ってみることも良いでしょう。参考になりそうな建物の紹介やご案内も行っております。
住まいづくりに必要な諸費用を把握しましょう。住宅ローン・返済方法・税金の控除・優遇措置などを把握し、建設に配分できる予算を計上してください。お忙しい方には、提携の会計士・税理士事務所をご紹介します。保険なども含めた総合的なご提案も可能です。
周辺環境や利便性など自分たちが重視するポイントを考え、土地を探しましょう。土地探しの段階から、ご相談頂ければ、候補の土地毎に参考プランを作成し、ご検討材料を提供します。
建替えを検討中の方も、現行法規などの検討を致します。土地が決まれば、その土地の正確な形状と地耐力の把握のため、敷地測量や地盤調査が必要です。調査方法選定や依頼方法については、弊社にご相談ください。
基本設計とは、お客様のご要望を理解して、配置計画や平面計画、外観などの大まかな設計方針を決めていく設計段階です。 たたき台となるプランから始め、幾度の打合せを重ねることで、真のご要望を可視化していきます。この段階で出来る限り時間をかけ、納得いくまで考えることが、より良い建物を創ることになると考えています。
実施設計とは、施工に必要な図面を作成する業務のことです。 基本設計に基づいて、外装・内装・構造・設備について詳細 まで計画を作り、随時ご説明致します。また、確認申請という建築の許可を役所に申請代行します。
実施設計図書を基に工務店に見積を依頼します。設計内容やご希望により、特定の工務店を指定して協議する場合と、複数の工務店に依頼し、比較検討する場合があります。いずれの場合も、見積内容を精査・査定し、取捨選択により希望予算へ調整します。 施工品質レベル、見積りの適正度などを考慮に入れて工務店を決定します。 この実施設計をもとに施工業者とお客様は工事請負契約を締結し、工事内容と工事費用などを確定します。
確認申請の許可を取得し、工務店が決定すれば、着工します。 私たちは定期的に現場を訪れ、施工状況を確認します。実際に工事を行っている施工者とは別に、施工者とは契約関係のない建築家が、第三者的な目線で工事をチェックします。これを現場監理といいます。また、現場進捗状況に合わせて、詳細の追加検討を行ったり、仕上げや設備機器の確認を行い、お客様に報告します。工事完了時(規模によっては中間時も) には、役所による完了検査を受けます。この検査申請及び立ち合いを代行します。
役所の完了検査とは別に、設計事務所検査・施主検査を行い、最終確認を行います。すべての検査に合格すれば、お引き渡しとなります。お引き渡し時には、取扱説明を行い、各種器具の取り扱いやメンテナンス方法についてご案内します。施工会社から鍵の引き渡しを行い、必要書類に押印して、お引き渡しを完了します。
竣工1年目には、工務店による1年目点検が行われます。これに私たちも同行し、第三者的な目線で経過をチェックします。私たちは、その後も各種点検やリフォームのご相談など、責任を持ってアフターフォロー致します。
建築は、多くの人の協力のもとに成り立ちます。施主(建築主)と設計と施工が一つのチームとして協同し、意思を共有することで良い建物を創ることができます。 『設計と工事が別々の会社に発注』 されることにより、建築家は施工業者と契約関係にないため、施工業者の利益や価値基準にとらわれず、独立した立場の専門家として、良質な建築物の完成を導くことができます。 施工業者に建築の専門家でない施主が、自分の要望を貫き通すことは現実的には難しいことなので、その施主に代わり、希望を専門家として解釈し、施工業者に伝えていくのです。つまり設計事務所は施主の『代理人』 であり、施主の権利を守るパートナーと言うこともできます。
あまね設計に仕事を依頼した場合の大きな特徴は、3点あります。
A: ご相談は無料です。まずは、お問い合わせください。
Q: 住宅以外の設計も可能ですか?
A: 診療所などの医療施設、保育園や児童養護施設といった福祉施設、飲食・物販などの店舗といった幅広い用途の実績がございます。
Q: 木造以外の相談も可能ですか?
A: 在来木造のほか、鉄骨造、RC造も実績があります。構造形式が自由に選択できるのも、設計事務所の特徴です。
Q: 敷地条件が悪いのですが。
A: 私たちの設計にとっては、狭小地・変形地・旗竿地・傾斜地などは、全く問題ありません。むしろ土地の個性と捉え、そこにしかないものを提案できる要素となると考えています。
Q: 資金計画の相談にも乗ってもらえるのでしょうか?
A: 弊社は、税理士会計士事務所と提携し、オフィスをシェアしております。事業計画・銀行融資・保険・税務などについてもお気軽にご相談ください。
Q: 土地探し中なのですが、土地を探してもらうことはできますか?その土地にどれぐらいの建物が建てられるか検討してもらうことは出来ますか?
A: 弊社提携不動産会社をご紹介させていただきます。情報連携は緊密に行えますので、候補地に対してどの程度の大きさのものが建てられるかの検証は、無料でさせていただきます。また、候補地の視察に同行しアドバイスを行うことも可能です。その場合は、実費を頂いております。
Q: どのような方が担当になりますか?
A: 15年以上の経験を持つ、弊社代表が必ず統括担当させていただきます。経験の浅いスタッフに一任することはありません。
Q: 子育て経験はありますか?
A: 代表の下川は2人の子どもを持つ父親です。育児休業取得や時短勤務も取り入れておりますので、家事・育児の経験を活かした設計が可能です。
Q: 営業時間はいつですか?
A: 通常は月曜から金曜の9:00~18:00です。事前にお約束いただければ、お打ち合わせは日曜・祝日でも可能です。全員外出して電話が通じないことがありますので、その際はメールにてお問い合わせ願います。
Q: 打合せ場所はどこですか?
A: 原則は弊社にてお願いしておりますが、ご事情によってご自宅等におうかがいすることも可能です。
Q: 対応エリアはどこですか?
A: 全国で対応可能です。ただし、首都圏以外については交通費をお願いしております。
Q: 設計事務所に頼むと、デザインばかりが優先されませんか?
A: デザイン・性能・コストの3要素がバランスよく考えられたものが良い設計であると考えています。デザインだけがその他の要素に優先することはありません。
Q: 設計事務所に依頼すると高くなりませんか?
A: 高くはなりません。ハウスメーカー・工務店が設計する場合でも、諸経費かあるいは目に見えない形で設計・監理料に相当するものが見積に入っています。私たちにご依頼いただいた場合は、私たちが施工者の見積を精査することで、不透明な見積を排除し正しい見積を得ることができます。
Q: 住宅の場合、設計相談から完成までどのくらいの期間が必要ですか?
A: 通常、12カ月~18ヶ月程度です。その内訳は、設計5~8カ月+見積もり調整2カ月+工事5~8カ月程度です。ただし、ご事情に合わせて工夫して期間を短縮することも可能です。
あまね設計は合同会社という仕組みを利用することで、
① 知識、技術の共有と、コストの適正化。
② 各々の自立した専門家的視点からの、相互チェック及び公正な社内検査。
③ 多角的な視点を持った総合的な設計提案。
を可能にしています。
一級建築士 第355288号
福祉住環境コーディネーター 第31-2-03573号
1978:東京生まれ 2001:芝浦工業大学工学部建築工学科建築計画畑聡一研究室卒業 2002:パリ・ベルヴィル建築大学DPLG課程 2003:Ateliers Lion Architectes Urbanistes (Paris) 2006:個人活動(Paris/東京) 2009:藤木隆男建築研究所(東京) 2015:(合)あまね設計設立 2021:日本大学理工学部建築学科非常勤講師